人事コンサルの学び日記 ー組織とヒトのコトー

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人事コンサルタント見習いの学んだことをアウトプットする場。

第一印象を良くするための6つの方法

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 はじめに

人の第一印象はかなり大切だと言われています。多くの場合第一印象で受けたことがその後の事柄にバイアスとしてかかってしまうので、第一印象が悪ければ、どんなに行動しても良い部分ではなく、悪い部分がピックアップされることが多くなってしまいます。
 
では、実際にどのようなことが第一印象に左右するのか?ということを実証実験をもとにまとめてくれています。

1.相手の目を見て話すと知的に見える

よく相手の目を見て話そう!と言われていますが、それが正しいということですね。ただ、相手の目を見て話してねというとずっと相手の目を見る方がいるですが、じーっと見られると不快に感じる方もいるので、適度に視線は外しておきましょう。また、相手の目ではなく、額や鼻のあたりでも人は目を見て話をされているのと思ってもらえるので、恥ずかしい人は額や鼻を見るようにしましょう。 

2.早くしゃべるほど有能に見える

たまにゆっくり話した方が信頼感が上がると言われたりしますが、実験ではゆっくりしたスピーチの方が説得感が薄く感じされたとのこと。ただ、間をとってあげることは大切です。営業の方でまくし立てるように話す方がいますが、それでは相手の考えている時間がありません。そのため最後のクロージングをかけるときに「少し考えさせてください」となるのです。また、研修講師も間は大切です。大切な箇所や適度に間を取ることで受講者が自分の考えを整理する事ができます。なので、話すスピードは早く、でも間はしっかりと取るということを心がけると良いでしょう。

3.良い服を来たほうがいい

既成のスーツよりもオーダーメイドスーツの方が成功者の印象を与えることが分かっていますし、きちんとした身なりの人の方が給料が高く、昇進しやすいという結果が出ています。ココからは私の考えになるのですが、大切なのは良い生地を使ったスーツではないと思います。あくまで体にフィットしたものを着るということが大切です。既成品だとどうしてもダボッとした感じが出てしまう人もいますから(私も痩せ型なので、スリム型を買ってもダボッとなります。。。)ダボッとしたスーツやちょっと丈が短いと、野暮ったく見え、信頼感が下がるのだと思います。なので、良いスーツ=良い生地と捉えるのではなく、良いスーツ=体にフィットしたというふうに考えると良いでしょう。また、きちんとした身なりということも靴をちゃんと磨いたり、シャツにアイロンを掛けましょうということでしょう。良いものを買え!ということではないと思います。

4.実用的で安価な靴を履いたほうが印象は良くなる

高価なブランドシューズよりも安価で実用的な靴をはく人のほうが良い印象を与えるケースが多かったそうです。3.のことを考えると靴は高いものではなく、よく手入れをしましょうということですかね。

5.ピアスは頭が悪そうに見え、タトゥーはやらしそうに見られる。

ピアスの量が増えるにしたがって、頭が悪く見られる確率が増え(ただし、女性はクリエイティブに見られやすくなったとのこと)、タトゥーが多い人ほどやらかしそうで心的的な魅力が低いとの印象を与えやすかったとのこと。タトゥーをしている女性が遊んでそうに見られ、よくナンパされるのも納得。あと、日本では入れ墨=ヤクザという印象も強いので、怖い印象も持たれがちなので注意

6.ゆっくり歩くと信頼感が増す。

ゆっくりと開放的な感じで歩くと外向的で信頼感があり、性格が優しいイメージを持たれることがわかったそうです。また、歩くスピードは別の研究で一緒にいる人にスピードを合わせたほうが有能に見えるとも出ているので、1人で歩くのと、複数人で歩くのとでは違いがありそう。

まとめ

第一印象はどうしようもないということではなく、創れるということです。上に書いたもの以外にも、自分から挨拶をするとか、髪を短くして額を出す。ということでも信頼感は上げることは可能です。そして、大切なことは周りにどういうふうに思ってもらいたいかを常に考えておくことです。自分が頭が切れると思ってもらいたいならそういう服装をするべきだし、明るいと思ってもらいたいなら、そういう服装や表情を作るべきだということです。
 
第一印象が悪くても、複数回会えば挽回していくこともできます。しかし、問題は第一印象が悪かったが故に2回めに会う機会がなくなってしまうこともあるということです。これが自分の個性だからということも大切ですが、ときには自分を作るということも大切です。