人事コンサルの学び日記 ー組織とヒトのコトー

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人事コンサルタント見習いの学んだことをアウトプットする場。

良い上司になるために瞑想が効果的かも

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良い上司(マネジャー)の1つのポイントとして、チームの心理的安全性を高めるということがあります。
そして、心理的安全性を高めるために、部下の話をちゃんと聞くということがとても大切。
 
「いやいや、ちゃんと聞いているよ」
という方もいるかも知れませんが、ココで大事になってくるのは自分がちゃんと聞いていると思っているということではなく、部下がちゃんと聞いてくれていると思っているということです。
 
例えば、次のようなことになっていないでしょうか?
・部下の話を聞きながら、パソコンを操作している
・部下の方を見ながら話を聞いていない。
・うなづきや相づちが一切ない
・部下の意見を尊重しない
 
これらを解消するためにどうすればいいのかということですが、部下との会話に集中をするということです。上記のことが起こってしまう問題として部下の話を聞きながら「そういえば、次の会議のアジェンダはなんだっけ?」「報告会のスライドの構成はどうしようか」など別のことを考えてしまうことにあります。そして、考えているだけでも表情や微妙な行動として出てしまい、部下はその微妙な変化を感じ取ってしまうのです。
 
多くのマネジャーや管理職の方が部下とのコミュニケーションを深めるという課題に対して、コミュニケーションの量を増やそうとします。しかし、いくら量が増えたからといって質が悪ければ意味がないのです。
 
このコミュニケーションの質を増やす、つまり部下の会話に集中するいうことの訓練として使えるのが瞑想です。
それは瞑想の目指すところが1つのことに集中をすること(マインドフルネス)だということだからです。
 
なので、瞑想=座禅を組むということでもありません。瞑想はリラックスできる体勢であれば、寝ながらやっていっても、椅子に座っても、歩きながらでも問題ありません。自分のやりやすいものを探ってみてください。
 
瞑想を難しく考えすぎないでください。
手順を難しくしすぎると、めんどくさくてやらなくなってしまうからです。
ルールは「何か1つのことに意識を集中する」
これだけです。
 
例えば、以下のようなもので大丈夫です。
・座りながら、自分の呼吸に集中する
自分が楽な体勢に座ってください。私は椅子に座るのが楽なので椅子に座ってやっています。呼吸のときはなるべく深く呼吸をしたほうが良いと言われているので、無理が無い範囲で長くブレスをしてください。(10秒吸って、10秒ではく など)
吸っているときに「1,2,3,・・・」はきながら「1,2,3・・・」と数えれば大丈夫です。このときにそういえば夜ご飯なににしようかなとかA社への提案どうしよう、足が痒くなってきたということが合っても呼吸に集中し直してください。瞑想のやり方が書いてあるサイトを見ていると思い浮かんできたものを丹田に流すように呼吸をすると書かれていることもありますが、自分がやりやすい方法で構いません。なるべく呼吸に集中できている時間を長くできるようにしていきましょう。
 
・歩きながら自分の足の動きに集中する
これは通勤中などにできるので、たまにやっています。自分が歩いているときに足の動きに集中をします。
「右足が前に出た、左足が前に出た・・・・」という感じで自分の足の動きだけに集中をするこということです。これが一番単純なカタチですが、慣れてくれば、更に足の動き集中してみましょう「右足のかかとが着いた、左足が地面を蹴った、左足が地面から離れた、左足のかかとがついた」という具合です。歩きながらやってもらえるとわかりますが、意外と思考がおいつかないので、無理が無い範囲でやってみてください。
 
あとはマニアックなものであれば、マインドフルネスな食事やマインドフルネスな皿洗いなどもあります 笑 
ただただ、食事や皿洗いに没頭するということですね。この没頭するという感覚を掴み、部下との話に集中するということやってみてください。きっとこれまでのコミュニケーションの時間で部下との関係性がよくなり、チームの活気が出てきます。